本や映画を繰り返し読んだり観たりする

同じ作品をリピートする癖がある。映画は気に入ったものだと20回かそれ以上観るし、漫画は好きな話が載っている巻を毎日読んだりする。音楽は最初は好きなバンドのプレイリストを再生するけど、途中から一曲リピートにして午前中が潰れる。

5,6年前ぐらいはこの「繰り返し何度も同じ作品を観る/聴く/読む」みたいなのは、単純作業によるストレス解消と似たようなもので、同じものに触れ続けることで安心感を得ていて結果的にストレス解消へ繋がっている、みたいなもんだと思っていた。だけど「よし、チェンソーマン読み直すか」と意識してリピートしているのでストレスとかなんとか全く関係なく、単にリピートしたいだけなのではないかと気づいた。

小さい頃から、ビデオテープが擦り切れるまで何度もアニメや映画を観ていたし、漫画もカバーが破けるまで読み込んでいた。いつも同じ漫画を読んでいたので親に飽きないのかと聞かれたこともある。漫画小説、本の類は教科書みたいな読み方をしてるっぽいようにも思える。

リピートが終わる瞬間は他に好きな/良いものを見つけた時で、少し前はヨルシカの「言って」をリピート再生していたけど、今はずとまよの「勘ぐれい」を一日中聴いている。「言って」より「勘ぐれい」のほうが曲として良い、というわけじゃなくて今これが好きだから聴いている。別のものへ乗り移るというよりは、何度も立ち寄る感覚に近い。

なんでこんな事を書き出したのかというと、いま毎日1巻から10巻まで「チェンソーマン」を繰り返し読んでいて、いよいよ自分の正常さに自信がなくなってきたから。